2010年3月10日

かんたん楽譜の読み方~楽譜読めない派の方に

楽譜を読めなくて楽器の演奏を断念している方は多いと思います。
ギターはコードを憶えてしまえば有る程度は楽しめるポピュラーな楽器なのですが、それだけだと物足りなくなりますね。
クラシックギターの場合ですと楽譜が読めないと厳しいです。
私は絶対音感がないので楽譜を見ても歌えません。
また、初見でサクっと弾くこともできないですし、裏拍の取りかたも下手。#や♭がいっぱい出てくると混乱するし・・・
でも私と同じような人は多いと思います。
このサイトでは、「5度サークルがどうだ」とか「メロディックマイナーはメジャースケールの3度が短3度になっただけ」とか、ウザウザ書いていますが、実は私は"楽譜読めない派"なのです。
そんな私が最近出あった本。"かんたん楽譜の読み方"
"楽譜読めない派"の私でもギター暦はぼちぼち10年になろうかとしてます。
いまさら手にするのが恥ずかしいようなタイトルの本なのですが・・・
最初の方のページは本当に楽譜が苦手な人には分かりやすくお勧めです。
また、テストのページなどもあり、いくぶん楽譜を読める人でも復習を兼ねて読めば楽しめます。
文章は短いのですが、とても丁寧に書かれているので理解しやすいです。
最後は簡単な音楽理論について書かれています。頁数は少ないのですが、この部分が優れものです。必要最小限の事が丁寧に記述されています。
完全4度や5度、テトラコード、主音や下属音や導音の関係から始まり、5度サークルや調の早分かり方法など。
本質的で実践的なことがとても簡潔にまとめられているように思います。
音楽理論本をいきなり手にするよりも、この本でまず勉強すればいいのではないかと思います。少なくとも私のような"楽譜読めない派"の人にはお勧めの本です。
この本を著された幡野 友香には、ぜひ「かんたん音楽のしくみ」などと言う本を書いて欲しいくらいです。


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